長生きしてくれ、たくさん作ってくれ、スコセッシ。キラーズ・オブ・ザフラワームーン(Killers of the Flower Moon 2023)見た
上映時間が3時間25分47秒ということで、
わしの膀胱は耐えられるんだろうか?
もう監督たちよ、いい加減、うまく編集してくれよな。と思ったが、
膀胱はまだ健在で(?)なんとか耐えてくれたし、
映画は美しく、尺の長さはちゃんと演出と感情線のために必要であったことがわかった。
アメリカのネイティブインディアンの話で、スコセッシの初の西部劇だそうだが、
いつもと同じ内容だ。
文明の衝突(サイレンス)
カトリック信仰・神・罪・贖罪(サイレンス)
お金と貪欲(Gangs of New York)
二つの集団で翻弄される主人公(The Departed)
特にファンでもない人でもわかるくらい、同じ構図の話を繰り返しているだけのように見えるが、
普遍的な話であり、みんな何度も聞きたい(辛いけど)話だと思う。
せっかくだし、IMAXに足を運び見てほしい。
映画の最後のシーンは、それだけ美しいものだった。
なによりも主演のLily Gladstoneは、本当に優雅で眺めていて全然飽きない。